生きづらさの原因は【ACEs】小児期逆境体験?(インナーチャイルドを癒やす効果について)
- Aarteeni

- 3月19日
- 読了時間: 5分

1.この生きづらさは子ども時代が関係ある?もう大人なのになぜ?
「いつも人間関係で同じパターンを繰り返してしまう」
「自己批判がとまらない」
「ずっと自信がもてない」
「見捨てられ不安がある」
「自己肯定感を上げたいのに上げられない」
「つい人に合わせすぎて疲れる」
「過緊張で、心からリラックスすることができない」
そんな「生きづらさ」を抱えているけど、うまく改善できない…
それはあなたの性格のせいではなく、
幼少期の経験があなたの心に深く刻まれているからかもしれません。
当サロンはインナーチャイルドセラピーを通じて
子ども時代の自分を癒すお手伝いをしていますが
今回は
「ACEs(小児期逆境体験)」とインナーチャイルドの関係についてお話しします。
2.ACEs(小児期逆境体験)とは?(守られなかった安全と安心について)
ACEs(エース/Adverse Childhood Experiences)とは
「子ども時代の逆境体験」を指す言葉です。
具体的には、以下のような経験が含まれます。
(『トラウマインフォームドケア』野坂祐子著 参照)
・くり返し、身体的・心理的・性的暴力を受けていた
・アルコールや薬物乱用者(依存症者)が家族にいた
・母親が暴力を受けていた(面前DV)
・家庭に慢性的なうつ病の人がいたり、精神病を患っている人がいた
・家庭に自殺の危険がある人がいた
・死別や離婚等で両親のうちどちらもあるいはどちらかがいなかった
・家族に服役中の人がいた
・親に無視されていたり、食事や生活の世話をしてもらえなかった(ネグレクト)
子どもが生きる上で大切な安心や安全が守られていない環境は
逆境(Adversity)と呼ばれ、
虐待やネグレクト、機能不全家族などが含まれると言われます。
このような逆境体験が、
そのあとの人生にもたらす影響をあきらかにしたのが
小児期逆境体験(ACEs)に関する研究で
米国疾病予防管理センターが
1995年~1997年にかけて実施した調査では
上記の項目に当てはまる数が多い人ほど
大人になってから
心身の健康や社会適応などに影響を及ぼすことが示されています。
つまり、
大人になってからの生きづらさが子ども時代の出来事と関係していることは
大規模な研究で量的に明らかになっているのです。
3.インナーチャイルドはあなた自身
このようなつらい状況を経験し、
どうにか生きのびたものの
その傷を負ったままケアされず置きざりにされたあなた自身の一部が
「インナーチャイルド(内なる子ども)」です。
「ほんとうは大切にされたかった」
「安心した環境で愛されたかった」
「ありのままでここにいてもいいと認めてほしい」
「もっと私を見て、ちゃんと受け止めてほしい」
そんな未消化の思いが、
大人になったあなたの
生きづらさや存在不安、
自信のなさや虚無感、
なにかに寄りかからないと生きていけないような心もとなさ等
となってあらわれることがあります。
アダルトチルドレン(機能不全家族で育った方)と
呼ばれる方々が抱える苦しさの正体も、
この傷ついたインナーチャイルドの反応であることが少なくありません。
4.なぜ自分で癒やすのは難しいの?
インナーチャイルドはあなた自身ではありますが
潜在意識(無意識)に深く根ざしています。
自分でその部分に向き合おうとしても、
あたまの理解や表層の癒しにとどまってしまったり
逆に当時の恐怖や悲しみがフラッシュバックし、
かえって心が不安定になってしまうケースもあります。
自分でインナーチャイルドを癒す癒し方もたくさんあり、
それでうまくいく場合はもちろん良いのですが
こころには段階があるため、
段階に合わない癒しを行ってもなにも響かない場合があるのです。
たとえば
突然「インナーチャイルドを抱きしめよう」などとイメージしても
心や身体が安心や安らぎを感じないどころか
気持ち悪い、嘘っぽい、あやしい、などと
自分や「癒し」に対して不信感を抱くケースや
「よくやってきたね」などと自分に声をかけても
感情的にはまったく変化が起きなかった、
などというケースも、意外とよくあることです。
5.ヒプノセラピーで、インナーチャイルドとちゃんとつながる
Aarteeniのインナーチャイルドセラピーは
ヒプノセラピー(催眠療法)をベースにしており
あたまの理解にとどまらない、
感情・感覚レベルの癒しが期待できます。
たとえば
・安心感の獲得
安心できない環境を生きのびた過緊張の状態から、急に深い部分への癒しに入るのではなく、第一段階として安心感を心身にセットする段階から始まる方もいらっしゃいます。
(人それぞれスタートの状態は違いますので、その方の無意識が提示する最適なルートに従います)
・自己受容感、自己肯定感の獲得
「このような気持ちは間違いじゃなかった」「私は結構よくがんばったのだ」「私のことを尊重していいんだ」「ありのままでいいんだ」と心から思えるようになります。
・対人パターンの改善
自己肯定感がある程度育つと健全な境界線を引けるようになったり、自分も他人も大事にできる交流を図れるようになります。
・望む人生の創造へ
無意識に持っている自分を不幸にする思いこみを手放していけるようになり、自分のやりたいことや望む人生への許可が下せるようになります。
どこまで進みたいかは、ご本人の好みによります。
Aarteeni ではご本人さまが望む段階まで伴走いたします。
セラピーは、
過去の犯人探しをする場ではありません。
また、逆境体験をしたからといって
あなたの親御さんやご家族をダメ認定することが目的ではありません。
また逆に、
そうしたい気持ちやその時期があることももっともなことですので
それを否定してエセポジティブを押し付ける場でもありません。
つらい体験をしてきたあなたのこれまでを正当にいたわり、ケアし、
今を生きるあなたのために
あなた自身ともう一度つながりを取りもどし
あなたらしさが発揮できるよう安心に過ごせるところに移行する、再接続の時間
それがインナーチャイルドセラピーです。
精神・身体症状のある方はまずは医療機関への受診をお勧めいたします。










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