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怒りは、あなたを生かす火(感情コントロールに悩む方に)

  • 執筆者の写真: Aarteeni
    Aarteeni
  • 11月12日
  • 読了時間: 3分
キャンドルの火
キャンドルの火

1.怒りはよくないもの?



怒りって、

どうもネガティブに捉えられやすい感情です。


「怒りは人を傷つける」

「こんなことで怒るなんて心が狭いのかも」

「だから、コントロール(アンガーマネジメント)しなきゃ」


なんて思ったことのある方もいらっしゃるでしょう。



その背景には

たとえば


怒鳴られたり

暴力を振るわれたり

パワハラ・モラハラを受けたりして


ご自身が傷ついた経験があって


その結果


「怒り=良くないもの・封じるべきもの」

「怒り=暴力」


というイメージを持ったから


という理由もあるかもしれませんね。



けれども本当は

怒りは「自分を生かし守る火」でもあるんです。





2.「怒り」の下にあるものは?




怒りは「二次感情」と言われます。


何か別の気持ちがあって、

それがまっすぐに表出できない場合に

「怒り」として表れることがあるのです。



たとえば


「愛されたい」

「尊重されたい」

「助けてほしい」

「わかってほしい」

「大切なものを守りたい」


といった気持ちや望み。



これらの気持ちを自分でもうまく把握できなくて


「なんでわかってくれないの!」

「どうしてあの人はいつもそうなの!」

「そんなことするなんてひどい人だ!」


なんて腹が立ってしまう…


そんな経験、誰でもあるかもしれませんね。




怒りの根っこには、こんな風に


「わたしは本当は大切に扱われる存在だ」

「こんな世界で生きていきたい」


あるいは


「これに気づいてそう行動したら、もっと自分を生かせる」


といった

自分のいのちを守り、生かす火種(エネルギー)が

存在することがあるのです。




3.根っこに気づかないとどうなる?



でもそれに自分自身が気づかない段階だと



相手に代わりに気づいてほしくて

「この痛みを分かれ!」と劫火を放って燃やし傷つけたり


 

関係のない人、たとえば


本当はお父さんにわかってほしかったのに

年上の上司に怒りの感情を燃やしてしまったり

(その結果自分も罪悪感や自己否定感を抱いてしまったり)

 


逆に内側に火を閉じ込めて



「自分が悪かったのかも」

「仕方ないんだ」と



諦めを強いて(=異を飲み込んで)


自分の心を焼いて傷めてしまうこともあります。



とくに子どもの頃などに


親の怒りの表現(暴力やコントロールなど)に傷ついてきた方は

 


反面教師で


「自分はそうならないように!」

「人を傷つけないように!」って



長年ご自身の怒りを律してきたからこそ


行き場のない大きなエネルギーの扱いに

苦しくなっているケースも多いかもしれません。




それだけ、感情には力がある。




それでも怒りそのものが、悪というわけではないんです。


火そのものが悪ではないように、

どう生かすかが要なんですよね。



どう生かすか、

その本質は何かを知るには


恐れずに「怒りの火」に飛び込んでみること。





4.怒りを錬金術して、創造に変えていこう




内側に閉じ込めて

自分の心にダメージを与えるのでもなく


外側にそのままぶつけて

望まない関係を創りだすのでもなく



自分の望みは何か、

守りたいもの、愛したいものは何なのかを見つけてみる。




核が見つかると、

どう行動したらいいかも、おのずとわかります。


 


まるで錬金術のように

怒りのエネルギーを創造の方に変えてみると

もっとあなたを幸せに生かすことができるかも。

 


あなたを生かすためのその火、

どんな可能性を持っているんでしょうね。






「怒りの火に飛び込む」って、

つまりはちゃんと怒りを見つめ感じること。



あたまで分析するとつい感情を抑圧してしまいますが

ちゃんと感じるプロセスを尊重すると、

本当の声に出逢いやすくなります。



あたまの声を鎮めて本当の声に出逢いたい時にも



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