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  • 執筆者の写真Aarteeni

「じゃあお前がやってみろ」

「心を休める」


ってなんでしょう。




なにもしないこと。


好きなことをさせてあげること。




どれも大事ですよね。




でも、好きなことをしながら


「こんなことしてていいのかな」


と考えていたり



なにもしないでいながら


「すべきこと」をしない自分を


責めていたりしたら




行動は休んでいても


心は休んでいないかも。









わたしも過去、


よく「できない自分」を責めてました。



特にうつ病で仕事していなかった時。





「なんで、何年も動けないの」


「さっさと就活しなよ」


「働けなかったら、あなたが生きていけないでしょう?」





弱ってる時、


他人にこんな口調でこう言われたら


結構なダメージなのに



自分の中の厳しい自分


(インナーペアレントとします)は、


容赦なく言ってきてましたね。


(もし家族がそういう状態なら、


言いたい気持ちもよくわかりますよ!


わたしもそう思ってましたし。それはまた別の投稿で…)




なんでかなーと考えると



わたしの場合は、ですが



ひとつは


「そうしないと生きていけないと思って必死だったから」 



もうひとつは


「正論だし、そんなに傷つくと思ってなかったから」


が理由でした(ほんとひどい






「あなたが生きていくため」


「あなたが困らないためだよ」




って、


一見正論ぽいじゃないですか。



でも、


誰にでもどんな時でも


どんな状況でも当てはまる正論なんか、そうそうない。





他人の人生には


こんな口出しできないのに




自分のことは自分がよくわかってるはずだから


という思考の傲慢さによって


自分には


「正論風コントロール」をおしつけ放題!





自分の感覚や本音に力がなければ



「うん、そうだよね…」


「わたしって、ダメだよね…」と



自信を失いながらそれを受け入れてしまいがちですよね。


わたしは、そうなってました。 





自分に対するそんな思考が


こころから納得できて、


うまくいっていればいいのですが




それで


疲弊して


ますます動けなくなって


自信も力も失う



そんな悪循環に陥っているのなら 




「自分の幸せのために、


その価値観や方法をまだ採用し続けるのか」




問われている時だと思うんですよね。  





わたしのインナーペアレントと


本音の部分(インナーチャイルドとします)が


フラットに対話して


そのあたりのすり合わせが


できるようになってきたのは


インナーチャイルドの怒りがきっかけでした。 




それまでに、


ずっとチャイルドをセラピー等で癒したり、


日々声を聴くようにして



「自分は大切に扱われるべき存在」と


だんだん腑に落ちてきた頃。



長年の癖で自分をまた責めた時 


ふと、


こんな怒りが出てきたんです。 





もし、他人に


(=インナーペアレントが外在してると想像して)


「いつまで治らないの」


って言われたら


きっとこういうだろう、





「じゃあわたしの


この、こころとからだで


わたしの人生生きてみろよ!


普通の人なら死んでるぞ!」


って。






ほんとにねーもう


怒りの内容は


中2の反抗期か、って感じですが





くっそーーーーー!


わたしだって、


わたしだって、


必死で生きてるんだよ!


おまえやってみろよ!




みたいな 


厳しい統制に対抗する、


悔しい憤りが出てきたんですよね~。





自分の中の厳しい統制を


覆して


自分主体で、主権を取り戻して


生きていくにはきっと、



一度こんな怒りで




「この命の伸びる方向を認めろ」と



主張して、




思考(インナーペアレント)と


上手に和解して


協力体制を作り直すことが


必要だったのかな、と思います。



 



反抗期は、


自分らしさを表明する、親離れのひとつの形。




心の中に


厳しい親と自由な子が存在するとイメージすれば



その親子がやっと


お互いもう一歩ずつ理解して


それぞれ意見を対等に言える関係になれた



「心の中で対話する」


ということが


ようやく普通にできるようになった



そんなきっかけでもありました。





心の中で抑圧や強制、闘いが起きないと


とても平和。




「こころを休める」という状態も


自然と作りやすくなりました。




何かするにも


ペアレントとチャイルドの合意の上だと


「自分で決めた」感があるので


力が戻ってきます。 



行動面でも自然に、


動けるようになっていったんですよね。






「休んでてもどうも休まらない」


と思う方は



ペアレント(思考)が厳しく監視してないかな、


インナーチャイルドの声を尊重できてるかな、と


チェックするのも、ひとつの方法。




そしてあんまり厳しくて苦しいのなら



一度



「うるせぇ好きにさせろ」



ってくらい


チャイルドに言わせてあげても


いいかもしれませんね。






あなたのその心と身体で、


あなたのその境遇を乗り越えるのは


あなたにしかできなかったことかもしれないから。 



そしてそんな力のあるあなただからこそ


今望んでる未来を創れるかもしれないから。 



どうぞ、自分をつぶさず大事に。


 




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