Aarteeni
インナーチャイルドセラピーのいろんなプロセス①
前回の続きです。
ヒプノでのインナーチャイルドセラピーは、
本当に精妙な
着実なプロセスをたどるのが、
良いところだとわたしは思ってます。
潜在意識にお任せなので
わたしはもちろん
ご本人の顕在意識のコントロールからさえ
自由。
自然なプロセスを進んでいく印象です。
なので、
いちばん初めにアクセスするものが
「問題と感じているものを直接的に解決する場面」
ではなく
「そこへたどり着くまでのエナジーチャージ」
や
「まずはじめに確認するべき大切なこと」
であることも、結構多いのです。
まずはじめに確認すべきことって何なんでしょう。
それは本当に人それぞれ、
でも今の自分にとって
とても大切なこと。
たとえば
親御さんの愛情を確認することであったり、
自分の安心する場所、ふるさとのような所
あるいは
力強い、たくましい、
生命力や癒す力のある自分自身を
確認することであったり
時に亡くなった方との対話だったり
過去生の自分だったり・・・
その
心に栄養をもらうような体験を土台にして
本当に向き合いたいところに向かうイメージです。
まるでロールプレイングゲームで、
自分の装備や服装や
仲間を整えてから冒険にでるみたい!
つまりその
「自分にとって大切なもの」を確認するところから
セラピーをスタートする方は
ドラクエ並みの大冒険に出るくらい
自分にとって結構な意味のあるものに
向き合おうとしてるってことです。
「勇者」ですよね。
人生のステージが変わる時でもあるのかもしれません。
わたしの場合の
「エナジーチャージ場面」はどうだったかな
と思い返してみると
小さい頃近所にあった広い河原で、
ひとりでたたずんでいる場面が
まさにそんな感じでした。
「どうしてこんな家にいなきゃいけないの」
「帰りたくない」
「誰にも会いたくない」
「ひとりでいたい」
かなしい、孤独、
不条理、無気力。
そんなことを
子どもながらに感じているような場面でした。
それを、
広い川と青い空が
沈黙して受け止めてくれているような場面。
その場の空気を吸っていると
悲しみがありながらも
ほっと安堵するような感覚でした。
当時のわたしの場合は、ですが
それを体験したその場では
「問題」へのはっきりした答えはなにもなくて。
でも
なぜかその後
「これからこの答えを自分が出していくんだな」
みたいな
「自分を引き受ける感」
が自然と湧いてきたのを覚えています。
そこからそんなところに導かれるとは
思いもよらず、でしたけど
たぶんその時のわたしには
その感覚が必要だったんですよね。
結果的にそのあたりから
自分の核心に近づいたり
学びをもっと深める流れになっていったので。
そう、そこも
潜在意識を信頼するセラピーの
良い所だと思うんです。
どう展開するのかは未知だし、
顕在意識の望み通りの進み方
(答えがすぐに出る、とか)は
しないかもしれないけど
いっそう自分本来の道には
近づいていくところ、
魂の本筋に戻るためのひとつの気づきはあるところが。
今必要なものが表にあらわれ
それを踏まえて、
もっとすでにある愛情への感度が高まるかもしれないし
もっと自分の道に戻っていけたり
もっと自分の力を信頼できたり
もっと、休息しようと思えるかもしれない。
そしてそれが
次回以降のセラピーで
「本当に向き合いたいところ」に
向き合う力になるかもしれないし
同じように実生活で
似たようなエナジーチャージを重ねていくことで
「問題」に見えるものが形を変えるのかもしれない。
そのきっかけになるんですね。
「問題」に見えるものって、
本当に向き合うべきものであれば
形や人を変えて何回もあらわれてきますよね
(わたしも何度も経験済み!)
その根もとの、土台からしっかりさせると
向き合うのもラクだし
次に進みやすいし
たとえ同じ「問題」がまた出てきても
心持ちが違ってくるんじゃないかな、
とわたしは思ってます。
あたまで「問題」を検討し続けて疲れたら
意識全体の90~95%とも言われる大いなる叡智に
進むルートをゆだねてみると、
想像以上の恩恵があるかもしれないですね。
プロセスについて、もうすこし続きます!
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