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毒親の老い逃げに傷ついたあなたへ (インナーチャイルドの癒しとバウンダリー)

執筆者の写真: Aarteeni
Aarteeni
4 時間前
読了時間: 5分

「毒親の老い逃げ」という言葉を最近ニュースでみかけました。



インパクトの強い言葉ですね。


でも、その言葉を見て胸がざわついたり、

「なんか、わかるなあ」と感じたりする人も多いかもしれません。



子どもの頃、親の態度で傷ついた。

怖かった。寂しかった。

理不尽だと思った。



だから、自分の痛みをわかってほしい。

「悪かったね」と一度でいいから言ってほしい。



インナーチャイルドセラピーを受けられた方の中には

そのように実際に

親御さんに自分の気持ちを伝えたことがあるという方もいらっしゃいます。


でも返ってきたのは、


「そんな昔のこと覚えてない」

「私は大変だったんだ」

「そんな風に感じるなんて、あなたがおかしい」


という言葉。


向きあいたい、わかってほしいと思ったのにそうされては

「逃げ」と言いたくなるのも無理はありません。




窓辺に置かれた古い写真を見つめる手元のクローズアップ
見てもらえなかった痛みは、時間がたっても消えたことにはなりません。


親が謝らないことは、あなたの傷が小さかった証拠ではない



向きあいたいと願っていても、親が過去のことを認めない。

謝らないどころか、かえってこちらが悪いかのように言われてしまう。


そうこうしているうちに、

親は老親になっていき

世間的にも「労わられるべき存在」になっていく。


あなた自身は、心の痛みを労わってもらえなかったのに。


何とも、やるせないお話です。



けれど、

親があなたの傷つきを認めなかったからといって

あなたの傷がなかったことにはなりません。






「老いた親を労れない自分」を責めなくていい


「毒親」の老いは、単なる介護の問題にとどまりません。


これはいわゆる「毒親」育ちだという方じゃなくても

アダルトチルドレン傾向のある方にもあてはまるかもしれません。


子ども時代に安心して子どもでいられなかった人にとって

親の介護は、未解決の痛みが浮彫になることがあるのです。


助けてほしかった時、受け止めてほしかった時にそうしてもらえず

大人になったら「助ける側」「受け止める側」に


「また」


まわらなくてはいけない苦しさ。



そう、子ども時代に子どもでいられなかったということは

子どものころすでに「親子逆転」をしていた可能性も。



つまり

子どものころから親の精神的ケアをしたり

大人が受け止め切れない気持ちを受け止めたり

事情を呑み込んで、つらくてもガマンしたりしてきたのに


大人になってもなお、またそうしなくてはいけない。



しかも今度は世間的にも


「親孝行してあげて」

「年老いた人には優しくしてあげて」


といわれ


そうできない自分がなぜか冷たい人のように感じて自分をせめながら

実際の手続きやお手伝いやケアに取り組まないといけない。



あなたの心の痛みは、ずっと放置されてきたのに。



これは、苦しいことですよね。






親が変わらなくても、境界線(バウンダリー)は引ける


心が苦しいままに、介護に向き合わなければいけないとき

それでもできる事が二つあります。


それは


①境界線(バウンダリー)を引くことと

②自分の心の痛みをケアすること。



境界線をひくとは、あなたの心や身体を尊重しながら

誰かと適切な距離感を持ちつつ関わること。


介護問題に向き合っている時


距離を置くことも、

連絡の頻度を減らすことも、

会う時間を短くすることも、

第三者を挟むこともできます。


たとえば、こんな境界線があります。


  • 親からの着信を見て、すぐ出ない

  • 嫌なことを言われたとき、笑って流さず「今日はもう帰るね」と言って帰る

  • 会うのは短時間にする

  • 介護や手続きは一人で抱え込まない

  • 親戚やきょうだいの圧力に即答しない

  • 「できること」と「できないこと」を分ける


自他境界線(バウンダリー)をひくことは

あなたを守るための行為。


もしあなたが思うように線を引いて

相手が不機嫌になったとしても


それがイコール

あなたの選択が間違っている、ということにはなりません。


夕暮れの道を一人で歩く人の後ろ姿の広角ビュー
距離を取ることは、見捨てることではなく自分を守ること


インナーチャイルドを癒して自分だけは自分の味方になる



そして二つ目の

自分をケアすること。



たとえ親からの謝罪がなかったとしても、

自分の痛みを自分で認めることはできます。


誰かに話して、受け止めてもらいつつ整理していくこともできます。

過去の自分に、「あれはつらかったよね」と言ってあげることもできます。


それは地味な作業かもしれません。

でも、少しずつ「親に見てもらえなかった私」を、

その事情や気持ちやホンネを、


「自分だけは、ちゃんと見てあげられる私」になっていく。


「自分だけは、私の味方でいられる私」として

この先を生きていくことができます。




頭ではわかっていても、心がついてこないとき



とはいえ、

「もう親に期待するのやめよう」

「自分を大切にしよう」

とわかっていても、

なかなか気持ちが追いつかないこともあります。



親の何気ないひと言に、今でも深く傷ついたり。

親が不機嫌になると、反射的に自分が悪いような気がしたり。

距離を置こうとすると、強い罪悪感に襲われたり。


そんなとき、心の奥には、

かつて親に愛されたくて、認められたくて、

必死に頑張っていた小さな自分がいるのかもしれません。



インナーチャイルドセラピーでは、

そんな子ども時代の自分の気持ちに、丁寧に耳を傾けていきます。



本当は何が悲しかったのか。

何をわかってほしかったのか。

何を我慢して、何を諦めてきたのか。



ずっと言えなかった気持ちを受け止めていくうちに、

今までとは違う目で、自分自身や親との関係を

見つめられるようになったり



親子関係の中で育んでしまった

自分の人間関係のしんどいパターンや

「自分なんて」という自己認識を

変えていくこともできます。



親に謝ってもらえなくても、親をゆるせなくても、

あなたの人生はあなたが変えていくことができる。


ずっと誰かを思いやってきたあなたも

今度は、あなた自身の幸せを大切にしていいのです。



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