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執筆者の写真Aarteeni

グリーフセラピーで亡き友と再会(1)


グリーフセラピー(悲嘆療法)は、

亡くなった親しい人やペットに対する

悲しみや寂しさ、

悔いやわだかまりなどの辛い感情を癒したり

言えなかったあるいは聞けなかったことで起こる

コミュニケーションの心残りを

収めるべきところに収めるような方法です。



身近な方を亡くして心が辛い方

ペットロスを癒したい方などにおすすめです。





私は、


亡くなっても魂は生き続けるという考えなので

この方法は割とすんなりと受け入れられるのだけど

死んだら全て終わり、魂なんてないと考えている人にも

心の中に生き続けているその人の存在と対話できるという点で

良い方法だなあと思っています。



潜在意識も深いところに潜って行けば、

集合的無意識にたどり着くので

自分ではない魂とも対話できる


ということなのかもしれないですね。



私は、

セラピーを仕事とするならば

自分がある程度癒されていないといけないと考えるタイプなので

実際ヒプノセラピーを何度も体験しています。



私が受けたグリーフセラピーでは、

亡くなったとある親しい友人M子さんに会いました。




私は本当に友人M子さんのことが好きでした。


よく一緒に美味しいものを食べ

お互いの家を行き来して 10年近く親しくしていました。




でも、M子さんが体調を崩し入院することになる年

私は 彼女にちょっと甘え過ぎてしまっていたのです。



ちょうどいろいろな事が重なっていた時期で

自分の苦しさにばかりに目を向けて

M子さんの身体の辛さを思い遣ることができていなかったんです。




それに気がついたのは

私が出した何気ないメールの返信に


「今日病院行ったらそのまま入院することになっちゃったよ」

「話聞いてあげられなくなってごめんね」


と書いてあった時でした。





すごくびっくりしました。





あまりに衝撃で、

このメールを見た時に同時に見えた風景を

今でも鮮明に覚えているくらいです。



体調があまりよくないとは知っていても

まさかそんなに悪いとはその時は思わず

自分のぼんくら具合に呆れ、

情けなくなりました。




「退院したらM子さんのことをもっと大事にしよう」

「きっとM子さんのことだから、すぐに元気になるだろう」

「そうしたら好きなくだものを持って家にお見舞いに行こう」


そう思って

たまに負担にならない程度のメールを送ったりしながら

退院を1ミリも疑わずその日を待っていたら

退院を目前にして

亡くなってしまいました。


あっというまでした。




グリーフセラピーの機会をもらったときにM子さんに会いたいと思ったのは

そのことを謝りたかったからです。


(少し長いので続きます)


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