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  • 執筆者の写真Aarteeni

「すでにそうである」を味方につける

「部屋は心のあらわれ」


とよく言いますよね。





年末から1月にかけて、わたし


大掛かりな断捨離・掃除、


住まいを変えることをやってたのですが、





いやまあ、なんと


「何の考えもなく取っておいてあるもの」


「日常に溶け込んで意識しなかったよごれ


(鍋の焦げとか、冷蔵庫の上とか、あれやこれや…)」


の多いことよ!





と目が覚める思いでしたよ。





大きなテレビ、


来客用お布団、


いつか使うと思っていて全く出番のない


服・鞄、思い出のものなど


「今後の生活に要らなそうなもの」も


かなり処分。





そういった判断や積み重なった汚れの掃除って


頭も心も身体も使うので


疲れますけど、


惰性でとっておいた要らないものをなくして


よごれをスッキリ落とすと


心もなんだか清々しくなるものですね!








それだけでもよかったのですが、


さらに


「もっとこういう空間がいい!」


「こういう暮らしがしたい!」





という


あたらしい願望や


そこに向けて工夫する意欲がわいたりしたのは、


自分でも新鮮でした。








結構満足して、幸せに暮らしてたのに


「この程度でいいや」と


知らず知らずに願望を抑えていたんだな~と


発見した気分。









「荷物を降ろしたりスペースが空くと


新しい何かがうまれる」のは、


部屋も心も一緒で、


連動しているんですね。








「心をすっきりさせるため部屋を掃除する」


みたいに





ある結果が起こってほしいときに、


その結果に似たことを行う


ことってわりとありますよね。








たとえば


雨ごいをするために神聖な水を撒く、


というような


古いならわし、類感呪術的なことから





スポーツ選手が


すでに良い結果を出した自分


であるようにふるまうとか





なりたい自分イメージの服を先に着てしまう! 





等のような


「イメージトレーニング」的なことまで


いろいろと。








そうすることで脳や意識が


「すでにそうなっている」


と錯覚し





心もちが変わり、


発する雰囲気などが変わり


行動や環境もそれを反映していく


というのは


いろんな分野で行われているように感じます。








ヒプノセラピーでも


そんな要素を取り入れるケースも。








「身体のつらい部分が癒されるイメージ」や


「理想の自分で過ごしているイメージ」


「望む未来を楽しんでいるイメージ」


などを体感していただいて





「ああ、癒された」


「自分にはこんなに力があった」


「ああうれしい!満足!」


「楽しい!しあわせ!」などと


心底感じると





脳も


「あ、自分って本当はそうなんだな」


「そういう存在なんだな」


と思って





現状とそのギャップを埋めるべく


働きだしてくれるんですねー。








ヒプノセラピーって、





自分自身で、


自分だけの、


オリジナルな望むイメージやヒントを


見つけに行って体感し


心、意識に変容を起こして


帰ってくる





そんな側面もあります。








さきほど


「類感呪術」


というワードを書きましたが


まるで


自分で自分に、


自分だけの魔法をかける


術師体験のようでもありますね。








誰かからの言葉もありがたいけど


自分から湧き出たイメージや


なんらかの実感・体感から得た気づきは


力強い味方。





断捨離でも、セラピーでも


ツールはなんであれ


誰でもそんな頼もしい力をつかって


望む方向へ進んでいけるのでしょうね。








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