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  • 執筆者の写真Aarteeni

言霊と自己肯定

「使う言葉で心持ちや行動が変わり、ひいては現実も変わる」


という考え方があります。


感謝の言葉は波動が高いからありがとうと言おうとか


理想の自分をアファメーションするといいとか。





どれも真実であると私も思っています。






昔「人生詰んだな」と思っていた時


つらい現実を心底変えたかった私も


「今日も〇〇に感謝」とか


頑張って心の中でつぶやいていましたよ。





でもですね。


正直、しんどかったです。


だって本心では


「感謝?なにひとつありがたくないんだけど」


「なにこの現実いい加減にして!(怒)」


と思っていたから。





それなのに「今日も感謝☆」って。





書いているだけでザワザワしてきます 笑





このザワザワ、


「ウソつくなよ!」という私の心の声です


(あと今の自分から見て痛々しい感じですかね)。


うわべだけいい言葉使って


「努力してこう感じろ」って自分が自分に押し付けている気がして


もう勘弁してくれって感じでした。


押し付けているのは


その方法論を説く偉い誰かではなく


それを採用した自分なんです。





ただでさえ気分が落ちているのに


一番身近な自分からも責められている感じですよ。





感情は本来自由なのに


感じたことすらも


「嫌だなんて感じないで!我慢して感謝して!」


と否定されて(「我慢して感謝」がもうすでにおかしいですね)。





これ「自己否定」ですよね。


「あなたのその感情ダメ」って自分で言ってる感じです。


これで現実、スムーズに流れるわけないですね。





これはなにも


「良い言葉使おう」「感謝しよう」「良い未来を描こう」


という考えを


否定しているわけではまっったくないんです。


これでうまくいく人、実際たくさんいますし


良い言葉に引き上げられ心がそれに沿って行くこともある。





セラピーでも潜在意識の下で


望む未来を描いていただいたりしますし


(もちろんいきなりそれ「だけ」をするわけではありませんが)


今なら私も実感としてわかります。





でも、もし


「なんかしんどい気がする」


という感覚があるなら


それを無視して進むより


先にやることあったかもねという


順序の話です。





「感謝なんてできない」


「そりゃそうだよねつらいもん」


「今はちょっと無理だよね」と


自分の気持ちを受け止めるのが先だったね、


という話。








自分の気持ちは、いわば自分自身です。


自分がその気持ちを受け止めることは


「自己肯定」につながります。


自己肯定の「肯定」は


「GOOD(良いね)」じゃなくて


「YES(そうだね)」でもありますから。





そうして受け止めて、


ほっとした感じ、安堵した気分


ゆるんだ感覚になってから


「まあやってみるか」


「こう考えてみるのもいいか」と


前向きな言葉を口にしても遅くない。


そのほうが無理な頑張りや力みもなく


土台がどっしりした感じで楽だと思うんです。





それでもしんどそうなら


いきなり感謝のようなハードルの高い言葉でなく


「まあなんとかなるよ」


「大丈夫だよ」とかいう


「まずまずしっくりきやすい波動の高そうな言葉」から


使っていくのもいいのかも。








何かを変えたい時は


いいと感じた方法論を試したくなるのも当然だし


納得できるならどんどんやってみるといいと私は思います。


どの方法論もそれぞれ真実だし


自分に合えば効果はきっとあるでしょう。





けれど


「なんかザワザワする」時は


自分の心のサインですから。


「今の自分にしっくりきているのか?」


「やってみていい感じになってきているか?」と


少したち止まって考えてみるのもアリだと私は思いますよ。






















 

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